呼吸とわたし
生後1か月になる前に私は風邪をひき、気管支喘息と診断された。
幼少期、息が苦しくて呼吸できない事への恐怖。
布団に横になった途端にひどくなる気管の収縮。
深い眠りに就けずうつらうつらした意識の中で、空が白んでいくのを見る。
思い出すと、風邪をひく度に息ができない事の苦しみを味わっていた。
その後、スイミングプールに通い吸入器を使うようになり、
気管が狭くなることは、大きくなるにつれて減っていった。
呼吸を意識するようになったのは、それから25年後
30代に入ってから、ピラティスのインストラクターを生業としてからだ。
ピラティスでは、どの動きで吸い、どの動きで吐くのか....細かくをガイドする。
グループのセッションでは1時間の間に、何回「吸って」「吐いて」を言っていたことか!
夢の中でも吸って~吐いて~と言っている自分がいた。
本当の意味で「呼吸」がいかに大切か...
ピラティスを指導し始めてからすぐに気が付けたわけではなく、
ゆっくりと身体で体感していった。
そして2018年「ブレスワーク・ガイド」を目指し、日々の生活の中に
瞑想する時間を作り始めてから、呼吸に対する意識は急速に変わっていった。
0コメント